Kind of Mind

SION Kind of Mind歌詞
1.まるで誰かの話のようだね

作詞:SION
作曲:SION

夕べの雪はいつか雨に変わって
まだ暗い夜明けの道は凍ってしまった
まるで誰かの話のようだね
星の数ほどある愛(かな)しみのようだね

二人は手をつながず少し離れて歩く
ぎこちないその距離は想いを大きく切なく
愛おしくやるせない 子ども返りの Secret Love

日は高く昇り凍った雪はとけて
だけど日陰に小さくぽつんと残る雪
まるで誰かの話のようだね
健気で儚い愛(かな)しみのようだね

ふたりは言葉を少し手前に置き話す
ゆっくりと静かにだけど限りある束の間を
愛おしくやるせない 子ども返りの Secret Love

愛おしく切ない 子ども返りの Secret Love
ふたりだけのSecret Love


2.ひと笑い

作詞:SION
作曲:SION

そんな場合じゃないけど ひとつふざけてひと笑い
ひとりくすっとひと笑い

そう言やその昔先生に「ふざけている場合じゃないだろ」言われた
先生それはちょっと違うな 笑って泣くのを堪えていたのさ
あれは夕暮れ帰り道 口笛で悔しさを追っ払った

そんな場合じゃないけど ひとつふざけてひと笑い
ひとりくすっとひと笑い

どうにもならない事もあるが 絶望だけじゃ生きれない
やる事をやるだけやった後は 命の水を流し込むのさ
五臓六腑にしみわたれ 俺はまだきっと大丈夫

悔しさは時として 馬鹿力をくれるけど
寂しさだきゃありゃダメだ

ひと笑いの後は 四の五の言わずに
やる事をやれるだけやるだけだ
後は マルでもバツでも好きに付けてくれ
そして夕暮れに肩を抱かれ 命の水を流し込むのさ
五臓六腑にしみわたれ 俺はまだきっと大丈夫
やる事をやれるだけやるだけだ
後は マルでもバツでも好きに付けてくれ
俺ならまだきっと大丈夫


3.独り善がりのアウトローより

作詞:SION
作曲:SION

アウトロー気取り風を切った日々は
もはや遠いあの場所で照れてる

髪を切る事や頭を下げる事は
生きていくには仕方ないさと

折り合いはつけても折り合いはつかず
歯ぎしりする俺にお前は言った
今の方がずっとかっこいいよ
独り善がりのアウトローより

傍で眠るお前を見るたび
こいつだけは守っていくんだと
思うものの力足らずだな
ごめんな でもまだ始まったばかりさ

なりふり構わずなりふり構い
理不尽な仕打ちにやられても
今の方がずっといい
思える様に振り絞るぜ

折り合いはつけても折り合いはつかず
歯ぎしりする俺にお前は言った
今の方がずっとかっこいいよ
独り善がりのアウトローより
独り善がりのアウトローより


4.気力をぶっかけろ

作詞:SION
作曲:SION

ここんとこずっとどこか変だ
なにか変だ 力が入らない
心も体もへたばりそうだ

諦めないことだけが 信じることだけが
俺を動かす8割方占めていた
どうしたよ へたばりそうだ

カラッカラに心渇いて
望まぬ物まで吸い取ってしまったか
止まるなよ 気力をぶっかけろ

良くも悪くも人は忘れていく
人は超えていく 大切や絶望を
果てしない紙一重の日々に

カラッカラに心渇いて
望まぬ物まで吸い取ってしまったか
止まるなよ 気力をぶっかけろ

見渡せば日に日に 正気は減るばかり
邪気は伸び盛り 狂気を舞上げる
気をつけな 呑み込まれぬように

カラッカラに心渇いて
望まぬ物まで吸い取ってしまったか
止まるなよ 気力をぶっかけろ

カラッカラに心渇いて
望まぬ物まで吸い取ってしまったか
止まるなよ 気力をぶっかけろ
超えていけ 気力をぶっかけろ


5.何処かへ行きたい

作詞:SION
作曲:SION

取るに足らぬ日切れ目なく
うんざりげんなり続いてる
時々思う 全部打ち捨てて
何処か どっかへ行きたい どっかへ逃げたい

どれだけやっても当たり前
誰もそうさと聞かせても
時々思う 全部打ち捨てて
何処か どっかへ行きたい どっかへ逃げたい

この世にパラダイスなどない 分かっていても
この世に楽園なんてない 分かっていても

心ささくれ棘だらけ
嫌になるほど棘だらけ
時々思う 全部打ち捨てて
何処か どっかへ行きたい どっかへ逃げたい
時々思う 全部打ち捨てて
何処か どっかへ行きたい どっかへ逃げたい
何処へでも どっかへ行きたい どっかへ逃げたい

この世にパラダイスなどない 分かっていても
この世に楽園なんてない 分かっていても

どっかへ行きたい どっかへ逃げたい


6.同じ空の下、違う屋根の下で

作詞:SION
作曲:SION

同じ空の下 同じ陽射し射す
違う屋根の下 違う角度で

君は闘う 君と闘う
誰も居ない 君の中で
君は闘う 君と闘う
助けの来ない 君ひとりだけで

痛みや嘆きや 怒りや憎しみや
恨みや嫉みや 感謝や祈りや

k君は闘う 君と闘う
静まりかえった 君の中で
君は闘う 君と闘う
煮えくりかえった 君の中で

痛みや嘆きや 怒りや憎しみや
恨みや嫉みや 感謝や祈りや
過ちや謝罪や 終わりや始まりや
暦や試みや 送り火や眠りや
驕りや絶望や 重りや闇や
微笑みや愛や 木漏れ陽や光や

同じ空の下 同じ陽射し射す
違う屋根の下 違う角度で

君は闘う 君と闘う


7.タイトルなし

作詞:SION
作曲:SION

それでも それでも ずっと
待ちわびた日だまりに手をかざして
閉じた瞼で束の間の春を触る

あの日さえなくなるのなら もう
なんだってやるのに なんだって
ほとんどをほとんどを 全部
かっさらって行っちまった

待ちわびた日だまりに手をかざして
閉じた瞼はお前の顔を捜す

悪夢の次の絶望は もう
希望の光さえ 剥ぎ取った
それでもまた生きるのは 正直
分からなくなった でも

お前に お前に 見せなきゃな
立ち上がるこの俺を見せなきゃな
お前が愛した男は強いんだと
お前が愛した男は潰れないんだと
お前が愛した男はこの瓦礫にきっと
また必ず必ず灯を灯すんだと

あの日さえはもうやめにする だから
傍で見ててくれよな


8.奈落をぶち破れ

作詞:SION
作曲:SION

呆れ返るほどに もぬけの殻だぜ
無敵はどこ行った しばらく見てないぜ

痛みを黙らせあいつは笑っているのに
俺がこれっぽっちの心でどうするよ
泣きたいはずのあいつが笑っているのに
俺がこれっぽっちの心でどうするよ

奈落をこじ開けろ いつかじゃなく
奈落をこじ開けろ 明日じゃなく
奈落をぶち破れ 今がその時だ

燻っているから 濁っちまったぜ
さじを投げるほどに まだ何もやってないぜ
なりふり構わずあいつは闘ってるのに
俺がこれっぽっちの心でどうするよ
絶望の淵であいつが闘ってるのに
俺がこれっぽっちの心でどうするよ

奈落をこじ開けろ いつかじゃなく
奈落をこじ開けろ 明日じゃなく
奈落をぶち破れ 今がその時だ

奈落をこじ開けろ いつかじゃなく
奈落をこじ開けろ 明日じゃなく
奈落をぶち破れ 今がその時だ


9.お前が好きなんだ・Bang!

作詞:SION
作曲:SION

お前といるだけで 傍にいるそれだけで
心浮き立ち 嬉しい恥ずかし

その姿たたずまい そしてその声までもが
奇跡の塊だ 打ち抜かれてしまうのさ

Bang! まともにくらって
Bang! どうにもこうにも
Bang! 俺の心はもう お前に釘付け

顔を見るだけで ちょっと目が合うそれだけで
心浮き立ち 嬉しい恥ずかし

手が触れるだけで 頬にそっと触れるだけで
身体中痺れる 打ち抜かれてしまうのさ

Bang! まともにくらって
Bang! どうにもこうにも
Bang! 俺の心はもう お前に釘付け

Bang! まるで天使だ
Bang! きっと天使だ
Bang! 俺の心はもう お前に釘付け
お前に首ったけ お前が好きなんだ


10.バラ色の夢に浸る

作詞:SION
作曲:SION

雨も上がったし仕事も終わった
疲れたはずなのに急に元気がでるのさ
働いた分だけ解かれた時の
この羽が生える感じがたまらなくいいのさ

雨上がりの人混みを足取り軽く俺は歩いてる
悪くないちっぽけなこんな毎日でも

見上げれば着飾ったビルの
遙か上不動の光で
大好きな月が輝く

雨も上がったし仕事も終わった
おかしなもんで急に元気がでるのさ
働かなくちゃ生きていけないが
楽しみがなくちゃ何が人生だ

ある日テレビで仕事を聞かれた老人は答えた
俺の仕事は音楽と人生を楽しむことだ

そうだよな それでいいよな
そうだよな そうでなくっちゃな
そうだよな それでいいよな

見上げれば着飾ったビルの
遙か上不動の光で
大好きな月が輝く

悲しみを唄で癒して
喜びを唄で増やして
バラ色の夢に浸る